2011-07-07

エピソード5

半年ちょっとお世話になったカフェでのお勤めを終了し、いよいよ和歌山に帰ることになった。
まずは、店の屋号を決めるところから。
一月前から考え始めていいフレーズや単語は結構浮かぶものの、これといった屋号が決まらず、すごく悩みました。覚えやすいフレーズでなおかつ思いの詰まった言葉。
○○カフェにするのか喫茶○○にするのかなど、イメージした結果。最初の段階でオーナーが言った一言「フェイバリットっていい言葉よなぁ!」がよみがえり、<FAVORITE COFFEE>に決定しました。
フェイバリットとは、「お気に入り」という意味で、この店にはコーヒーに始まり自分たちのお気に入りがいっぱい詰まっていて、お客さんにとってもお気に入りの空間でありたい。という想いからこの屋号に決定しました☆
それと同時に、お気に入りがカフェだけでなく将来的に雑貨や物販にも広がるとのイメージから建物を含めこのプロジェクト全体としての名前も出来ました。
<FAVORITE TRUNK>です。トランクとは、あの大きな角ばったトランクケースのことで、詰まったものという意味、つまり「お気に入りの詰まった箱(建物)」という意味を込めました。











屋号が決まり、いよいよ店舗作りに進んでいくのですが、
実は、僕が大阪に出ている早い段階からデザイナーさんは決まっており、いろいろな場所に同行してもらい、店舗デザインがスタートしていました。
僕たちのイメージはあるけど、形にできないというところをデザイナーの橋本先生がばっちり汲み取ってくださりすばらしい図面を作ってくれました。


<FAVORITE TRUNK外観イメージ>















外観はコンクリートとレンガの目新しくはないけど、新鮮な組み合わせ、店内はコンクリートと木のぬくもりがある空間。まさにイメージどおりです。尊敬です橋本先生(^^)

そして、同じくすばらしいタイミングでオーナーと出逢ったデザイナーさんがもう一方。
ちょうど今年の4月に東京から和歌山に帰省されデザイン事務所をスタートされた<BAUM ART STUDIO>の西村さん。
初めての打ち合わせの時に、意気投合しロゴデザインの提案をくださいました。ここでも同じく僕たちは、イメージのみを伝えました「いい香りのするロゴ。コーヒーにこだわりたいから抽出器具のサイフォンで!」 
たったそれだけで、こんなにすばらしいロゴが誕生しました。


<FAVORITE COFFEE ロゴ>

こうしていよいよ店作りがスタートしていきました。