2011-07-08

エピソード6

フェイバリットコーヒーという名のとおり、僕たちはコーヒーが大好きで、コーヒーと一緒に過ごす快適な時間をみなさんにお届けしたいという気持ちがすごくあります。
そこで、まずどんなコーヒーをお届けしたいか?
オーナーと考えました。最初はカプチーノなどおしゃれなコーヒーを想像したりしました。
そのほか、ペーパードリップやサイフォンなどいろいろ考えました。

僕たちがカフェではなく喫茶店の雰囲気を作ろうとしていること、レンガとコンクリートの外観のように昔からあるものを大切にしたいこと、日本が高度経済成長期と呼ばれて活気に満ち溢れていた1960年代にひかれるものがあったこと、父親世代が少し懐かしくなり、なおかつ若い世代が新鮮であること。すると自然と答えが出ました。喫茶店全盛期に大活躍していたサイフォンでコーヒーを淹れることにしました。














サイフォンで美味しいコーヒーを抽出するためには、どうしたらいいのか。
現代のサイフォンは日本で発明されたコーヒー抽出技術でコーノ式ドリッパーで有名な珈琲サイフォン株式会社が開発したものです。
そのことが分かり、早速行動力のあるオーナーは、「サイフォンを勉強するなら、製造元に学ぶのが一番」と、アポを取り東京で珈琲サイフォン㈱が主催する珈琲塾に参加してきてくれました。
そこで、先方の社長に懇意にしていただき、僕も一緒に3ヶ月に渡り珈琲塾で勉強させていただきました。
そしてさらに、先方は日本トップの珈琲焙煎技術も誇り、美味しいコーヒーを抽出するには、生産、焙煎、抽出の3つの要素が不可欠であると学んだことから、自家焙煎豆を使用し、コーヒーを淹れることになりました。
そうして、珈琲塾では、焙煎とサイフォン抽出をたっぷり学びました。


珈琲サイフォンのコーヒーの特徴は、コーヒー豆の持つ甘さや香りを引き立たせ、苦味を強調しすぎない方法で、今までコーヒー=苦い飲み物と感じていた方にも楽しんでいただけるものと感じました。これからまだまだ、勉強の身でありますが、みなさんのお気に入りになれるコーヒーを提供できるように努力していきますので、楽しみにしていてください♪♪♪