2011-06-27

エピソード4

そんなバタバタのスタートだったものの、少しずつ一歩ずつ接客を覚え始めた。
なにより29歳で飲食未経験の男性を採用してくれた店長には本当にお世話になり、
いつも気にかけてくれ、応援してくれた器の大きさと優しさに感謝です。

大阪に出て、カフェで働き始めて、たぶんこのころは本当に必死だったと思う。
料理用語や接客技術などとにかく一日でも早く一人前のスタッフになりたかった。
だから給料をもらうととにかく業界の本を買ったり、いろんなカフェに行ったりしてた。

いろんな環境が変わり、犠牲にしたものも少なからずあった。
何かを得ようと思うと何かを捨てなければならないとよく言うけど、本当にそのとおりだと思った。
自分で選んだことだし、頑張れない理由なんてないから必死になるのは当たり前かもしれないけど。

スタッフの方も本当によくしてくれて、覚えの悪い僕に大切なことをたくさん教えてもらった。
料理の出し方、説明の仕方、テーブルの見方、動き方、まだまだ経験豊富とは言えないけど、
僕の接客のベースは、今もこれからもこの店から変わることはないと思う。

そうこうしている間に半年が過ぎ、また環境が変わろうとしていた。

2011-06-19

エピソード3

そんなこんなで、7年半勤めさせていただいた職場を2010年9月で退職することになった。
大好きな職場だったし、上司も先輩も同僚も本当によくしていただいていたので、退職することを伝えたとき、自分で決めたことなのに号泣してしまった。。。
それだけたくさんの方にお世話になったし、勉強させていただいたからだと思う。
みなさんが暖かく送り出してくれたことが、なお一層自分自身のモチベーションになった。
本当にありがとうございました!

そして翌10月、大阪南船場の有名なカフェでのスタッフとしての仕事がスタートした。

その職場と出会ったきっかけは、同じく10月から通うことになった調理の専門学校で、
「大阪で一番有名なカフェはどこですか?」と聞いたことからだった。
その足で南船場のカフェを訪れたとき、
「めっちゃ流行ってる!ここで働きたい!」と思ったことからでした。

そして仕事初日。

その店の雰囲気に圧倒されっぱなしで、自分が何をしたらいいのかわからないまま過ぎてしまった。
ショックと焦りとが襲ってきた。
「そういえば、お水の出し方も知らんし、オーダーも取ったことない・・・。」
 飲食店ほぼ未経験、なのにこんな有名なカフェにいる。
圧倒されるのは、当たり前だが、本当に焦った。
でも、何のためにここに来させてもらってるのか?大阪に引越しまでしてんのに。

そこからは、29歳素人なりに一生懸命できることをして、勉強もしてと必死の日々が続いた。

エピソード2

まずは、どこでどんなカフェをするのか。
親友(以下オーナーと書きます。)から「ワーゲンバスを使ったカフェみたいなイメージで大型のバス
買った!」と連絡があり、見てみると・・・。
遠足とかで使う本物のバスがそこにあった。

「これ目立つなぁ!」みたいな感じでどんどんイメージが膨らみ、そこでの計画を進めた。

1ヶ月、2ヶ月と少しずつだけど、着実に前に進みだした。2010年10月オープンを目標に、
いろんな雑誌を見たり、有名なカフェに足を運んだり、とにかく情報収集をした。
情報収集をすればするほど、自分たちのイメージに迷いがでてきた。
これが本当にしたいイメージなのか?

そこでオーナーの提案で東京に行くことになった。
何かがあるわけではなかったけど、日本の流れを知るためには必要だと思って。
そして、自分たちの迷いを払拭するために。

2010年7月強行スケジュールで、東京に行った。
そこで見たもの、感じたものがたくさんあった。
そして、オーナーが下調べしてくれてた新宿のとあるカフェに入った時、すべてが決まった。

「これや!こんなカフェがしたい!」
二人とも意見が一致した瞬間だった。

どうせやるなら、本気でとことんやりたい。たくさんの人と人が繋がり、情報発信の場であり、
憩いの場でありたい。
今思っても、この東京出張が大きく方向性を変えた。
でも、最初のバスカフェも間違っていた訳ではないと思う。
自分たちの中の選択肢が増え、情報が増えた結果がこうなっただけで。

このことがきっかけで、僕は2010年10月から知識と技術を見につけるため、大阪にでていくことになった。

2011-06-17

エピソード1

8月にオープンするまでの間に、今までの道のりを★

僕は地元和歌山で生まれ育ち、地元の某百貨店に就職し、平々凡々の日々を過ごしてました。
そんな僕が、なぜカフェを?って言うと。
ちょうど去年の春、親しくしてもらっている友人から「カフェしたいんやけど一緒にやらん?」と
お誘いを受けたことが始まりでした。

それまで僕は、カフェはすごく好きでサラリーマン時代【カフェ部】なるものを作ってお店めぐりをしていたのですが、飲食経験は全くなく、ましてや自分がカフェをするとは想像もしていませんでした。
なのに、その誘いに対し即答で「やる!」と答え、翌日には上司に退職を申し出る決意をしていました。
なぜ???シンプルに、ワクワクしたから。。。
それが、全ての始まりでした。

ブログ開始★

2011年8月に僕たちのお気に入りを詰め込んだ≪favorite coffee≫が

和歌山県岩出市にオープンします!

オープンするまでの道のりや日々感じたことをカタチにするためのブログスタート♪